「Nを自然数としてN^{2}と(N+1)^{2}(^{2}は2乗のことです)の間に少なくともひとつ素数が存在することを証明しなさい。」シンプルな命題です。なんとなくできそうな気がしてくるけど、簡単には解くことはできないはずです。この問題は、数学の世界で7つの未解決問題のひとつとして知られる素数の分布などに関する「リーマン予想」と同値(厳密にはその可能性があり、リーマン予想の解決に近づくことができる)。リーマン予想には数百年間、一部の数学者達がチャレンジし続けています。賞金(しかも大金で10億円相当?!)も賭けられています。素数に関しては、人類はまだまだ初心者です。「数」は宇宙共通語、異星人の中にはもうこの問題の秘密を知っているかもしれません。生徒からは「数学って生活の役に立つの?」とよく質問されます。”役に立たないけれど人って何かに夢中になっていませんか?”「数学」は人類の素朴な疑問が詰まった好奇心の塊です。だから好きで得意な人がチャレンジしていることと生活の役に立つこととは無関係です。数学でも語学でも歴史でも好きなことを見つけてチャレンジできるといいですね。また90年代には東大、京大、東工大にリーマン予想に登場するゼータ関数(下の式が例)に関する問題が入試にも出題されています。

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