中国・唐中期を代表する文人である韓愈の漢詩の中に「燈火稍可親(灯火親しむべし)」というのが記されています。私たちが生まれるはるか昔、電気がなかった時代だと…“1.夜に読書するなら、火が必要”“2.夏に火をおこしたら、暑いし虫も集まる”だから、『涼しい秋は火の明かりを使うのに適しているから、読書に勤しみましょう』という韓愈のメッセージーです。これが明治時代に文豪、夏目漱石が「三四郎」の中に引用されるようになったことで幅広く知られるようになり、大正時代に入って初めて某新聞の紙面に「読書の秋」という言葉に置き換えられ、それが庶民に使われ親しまれてきました。現代では秋でなくても年中、読書は快適にできますね。

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